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2004/11/17

『ザッヘル=マゾッホの世界』

ザッヘル=マゾッホの世界(平凡社ライブラリー 518)
種村季弘著
平凡社 1,400円(税別) ISBN4-582-76518-1 04.11刊

+内容+
幼年―ハンドシャ体験
少年―ゼノビア体験
学生―女王と女優
幻滅―アンナ・コトヴィッツ体験
待機―ファニー・ピストール体験
女の世界―マイヤーリンクの悲劇
醜の美学―ローゼンクランツ体験
仮装舞踏会―エミリー=アリス体験
契約―ワンダ体験
貴婦人修行―ザッヘル=マゾッホ体験
空想の王子―ルートヴィヒ二世体験
愛の奴隷―侍女フィリス体験
最後のギリシア人―アルマン体験
晩年―フルダ・マイスター体験
死後―クラフト=エビング体験

本書は、ただの評伝に見えて、じつは、乳母から警察機構の一員を経て、淫奔な人妻や女性解放論者や翻訳家、さらには性心理学者まで、作家をとりまいた文化の総体を、マゾッホという一作家の伝記に沿いながら甦らせようとした、壮大な文化研究の書である。

+関連・リンク+
平凡社
種村季弘の世界

今年8月にお亡くなりになられた種村氏の著書。
マゾヒズムの語源となっている作家について書かれたもの。
“マゾ”という言葉は良く使われるものの、
マゾッホについてはほとんど知られてないですよね…
最近になって種村氏の訳で代表作『毛皮を着たヴィーナス』を読みましたが
色々な意味で凄い作品でした。お薦めです。
読みたい度98%

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