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2005/04/25

『黒岩涙香集 明治探偵冒険小説集(1)』

黒岩涙香集
伊藤 秀雄 / 黒岩 涙香

筑摩書房 1,300円(税別) ISBN4-480-42081-9 05.4刊

+内容+
売り出されたいわくつきの古い屋敷。先祖の縁で屋敷を買った叔父の命で下検分に出かけた主人公は、そこで謎めいた美しい女性と出会う。次々と現れる謎の人物。首なしの死体。時計塔のからくり。…「その怖さと恐ろしさに憑かれたようになってしまって、(中略)部屋に寝転んだまま二日間、食事の時間も惜しんで読みふけった」(江戸川乱歩「探偵小説四十年」)という名作「幽霊塔」と、父親の死をめぐる意外な顛末が面白い中篇「生命保険」を収録。
黒岩涙香(くろいわ・るいこう)
1862(文久2)年、土佐に生まれる。17歳で上京後、「同盟改進新聞」「日本たいむす」「絵入自由新聞」「都新聞」の主筆を歴任し「法廷の美人」はじめ外国探偵小説を翻案。1892(明治25)年「万朝報」を発刊、探偵小説ブームをつくる。以後は、社会浄化や憲政擁護運動に努め、その間、デュマ「巌窟王」、ユゴー「噫無情」など名作長編も翻案。1920(大正9)年死去。58歳。

+関連・リンク+
筑摩書房

良くも悪くも独特な調子の訳で、感慨の優れた作品を日本に紹介した人物。
内容にも出てますが、江戸川乱歩は涙香の『幽霊塔』に惚れ込み、
同作をリライトした小説を発表。
現在刊行中の江戸川乱歩全集(光文社)に収録されているのを
読んだのですが、これがなかなか上手くできていて
不気味な雰囲気も漂わせていたり。
もともと海外作品の翻訳を更に翻案するという不思議なことになってますが
それも涙香の訳の凄さだということでしょうか。
乱歩作品と比べてみても面白いかもしれませんね。
ちなみに涙香の作品の中で、個人的には
『レ・ミゼラブル』の訳、『噫無情』を読んでみたいなと思っています。
読みたい度65%

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