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2005/05/12

『そうだったのか手塚治虫 天才が見抜いていた日本人の本質』

そうだったのか手塚治虫
中野 晴行〔著〕
祥伝社 760円(税別) ISBN4-396-11009-X 05.5刊

+内容+
第1部 戦後復興期編
      『鉄腕アトム』と『メトロポリス(大都会)』―リセットされた日本人
      『地底国の怪人』と『ジャングル大帝』―幼い理想と現実のはざ間〈他〉
第2部 高度成長期編
      『フィルムは生きている』―オサムとムサシの見果てぬ夢
      『0マン』と『魔神ガロン』と『W3(ワンダースリー)』―われらを裁くのは誰か〈他〉
第3部 昭和元禄編
      『人間ども集まれ!』―傍観者でいることの罪
      『地球を呑む』と『人間昆虫記』―この世はフェイクの時代〈他〉
第4部 幻想大国編
      『きりひと讃歌』と『アポロの歌』―受難の日々と真実の自己
      『ブッダ』と『ブラック・ジャック』―求道者たちの苦悩〈他〉
エピローグ 手塚治虫の不在

手塚治虫のデビューは昭和二十一年一月。それは敗戦によってリセットされたこの国がゼロから再スタートを切った直後のことだった。以来四十余年、戦後日本の変化・発展と寄り添うように十万枚ものマンガを描きあげて逝った巨星。著者はその作品群を「アイデンティティの喪失」と「自分探し」という視点からあらためて分析する。そこには「作家」=「主人公」=「世相・社会」の相関関係が鮮やかに浮かびあがってきた。(この本の目的は「マンガ学」的に手塚マンガの研究をすることではない。あくまでも、手塚マンガをテキストとしながら、手塚を含めた戦後の日本人を考えることにある)。第一級の研究家による画期的論考の完成。
中野晴行(なかの・はるゆき)
フリー編集者兼ライター。企画・執筆分野はマンガ、落語、音楽、野球と多岐にわたる。

+関連・リンク+
祥伝社
悪役ランプ編集工房
手塚治虫@ワールド
TezukaOsamu@Book
手塚治虫アニメワールド
宝塚市立手塚治虫記念館
手塚治虫のすべて

取り上げた手塚治虫作品の組み合わせがユニーク。
「手塚治虫のマンガから日本を語る」という内容、
色々な意味で、改めて手塚治虫の凄さを感じます。
ちなみに自分の好きな作品は、やっぱり『鉄腕アトム』。
その他では『ネオ・ファウスト』『ドン・ドラキュラ』『ブッダ』かな。
そうそう、台湾に行った時に『原子小金剛』の第1巻を購入。
中国語は読めないんですが、何となく意味が分かるんですよね~!
読みたい度70%

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