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2005/06/01

『美男の立身、ブ男の逆襲』

文藝春秋 720円(税別) ISBN4-16-660440-6 05.5刊

+内容+
第1章 ヒーローは「女の力」を借りる美男の時代
     男の美貌は武器になる神話の中の美男たち―『古事記』『日本書紀』
     ブ男を嗤っても、ブスには触れない―『万葉集』
第2章 ブ男受難の時代(仏教思想による美醜の序列普及の時代)
     空海はブ男だった?―『苅萱』『三教指帰』『日本霊異記』
     インテリ菅原道真の美男観
              ―『十訓抄』『叙意一百韻』『日本三代実録』『平中物語』〈他〉
第3章 能あるブ男たちの躍進時代(小男のブ男化時代)
     美男の限界とブ男の勝利を描いた『源氏物語』―『源氏物語』
     大江匡衡像の変遷「もてない男」から「できる男」へ
        ―『今鏡』『今昔物語集』『枕草子』『紫式部日記』『宇治拾遺物語』〈他〉
第4章 美男受難の時代
     戦争に巻きこまれた「光源氏」―『今昔物語集』『平家物語』
     義経はいかにして美少年になりしか―『平家物語』『義経記』〈他〉
第5章 美男悪役化の時代
     罪なくして虐待される美少年の時代江戸前期(一六〇〇年代)
             ―『大日本国法華経験記』『今昔物語集』『道成寺縁起』
                    『賢学草子』『信徳丸』『曽呂利物語』『好色一代男』
     罪あって虐待される美男の時代江戸中期(一七〇〇年代)
                 ―『江戸生艶気樺焼』『傾城買二筋道』『浮世風呂』〈他〉

美男とブ男はどちらがトクか?男の出世に容貌は関係あるのか?女にとって男の美醜とは?これらの謎を解くべく、日本の古典に登場する男たちを並べると、一本の道筋が見えてくる…。女装して敵を討ったヤマトタケル、「美男で歌がうまいが無学」な在原業平、絶世の美男の凋落をさらす光源氏、出っ歯の小男だった源義経、老化を乗り越えた世阿弥、小男パワーで全国制覇した豊臣秀吉など、日本史のヒーローたちの華麗なる闘いをご堪能あれ。

+関連・リンク+
文藝春秋

歴史を美男&ブ男という括りで切り取った切り口がとてもユニーク。
内容は一見軽い感じに見えるけれど、すごい数の古典作品を扱っている本格派。
すごく読み応えがありそうです。
読みたい度85%

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