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2005/07/26

『召使いたちの大英帝国』

洋泉社 780円(税別) ISBN4-89691-935-1 05.7刊

+内容+
第1章 広大な使用人の世界―執事から従僕まで
第2章 女使用人たちの仕事
第3章 使用人部屋の世界を覗いてみれば
第4章 主人もさまざま、使用人もさまざま
第5章 貞操の危機―主人と使用人の緊張した関係
第6章 使用人と新天地
第7章 貴族の没落と召使いの変化
第8章 現代使用人事情

召使いは見た!もう一つのイギリス近代。この国が大英帝国としてもっとも栄えたイギリス・ヴィクトリア時代。上は王室、貴族から、下は中産階級の家に至るまで、実に多くの、そしてさまざまの家事を分担しておこなう召使いがいた。その数は一三三万人あまりと、男女合わせた総労働人口の中で、最も大きな割合を占めていた。なぜこれほど多くの召使いがイギリスにいたのか?薄給、重労働、低劣な住環境、横暴な主人に貞操の危機…。彼らは苦難に耐えつつも日々を謳歌し、イギリス近代の発展を底辺で支えた。職業から見た、知られざる近代イギリスのもう一つの世界。
小林章夫(こばやし・あきお)
上智大学文学部英文学科教授。専攻は英文学、英文化。

+関連・リンク+
洋泉社

以前取り上げた『ヴィクトリアン・サーヴァント 階下の世界』と同類の内容。
丁度自分が映画『ゴスフォード・パーク』を観た後なので
こういう内容の本が目に付くようになったんでしょうか。
イギリス関連本といえば上の階級からの視点で書かれた本が多いように思えるので
労働者階級を扱っている内容は結構新鮮で、
ようやく「イギリス」という国を(多少なりとも)
立体的に見ることができるようになるのかなという気がします。
読みたい度65%

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