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2005/12/26

『ゲーテさんこんばんは』

集英社 533円(税別) ISBN4-08-747885-8 05.11刊

+内容+
教育パパ
大学生の実験
逃げる男
ヨハーン三兄弟
顧問官の仕事
イタリア逃亡
紀行記の作り方
ブロッケン山
石の蒐集
骨の研究〈他〉

あの大文豪はこんなにも面白い人だった!十代から恋愛遍歴を重ね、齢70を過ぎて17歳の少女にプロポーズした。二十代でベストセラー恋愛小説を書き、ワイマールの顧問官として職務に取り組んだ後、突然偽名を使ってイタリアへ逃亡した。詩をつくり、石を集め、山を登り、82歳で大作『ファウスト』を完成した。数多くのエピソードとともに、天才ゲーテの魅惑の世界を散策する画期的評伝。第五回桑原武夫学芸賞受賞。
池内紀(いけうち・おさむ)
ドイツ文学者。『ゲーテさんこんばんは』で第五回桑原武夫学芸賞を受賞。

+関連・リンク+
集英社

以前も書いたかもしれませんが…
これまで読んだ本中で一冊だけ挙げろ、と言われたら
迷わずゲーテの『ファウスト』を推します。
高校生の時に読んだのですが、
読み易いのは第一部のマルガレーテをめぐる話。
第二部は結構読みにくいものの、
人工生命を創る話、海を大規模に埋め立てる話など
約200年前に書かれたものとは思えないほどの科学的内容に吃驚。
ラストは人間のエゴの醜さやそれに伴う科学力の行き着くところが
悲劇であるというニュアンスの、文学的表現に圧倒されました。
歳を取ってから過去を振り返ったときに自分の人生をどう捉えるのか
という問題について考えるきっかけを与えられ、
この作品を読んで視野が広げられました。
ゲーテの他の作品は未読なのですが…(汗)
池内訳『ファウスト 第1部』『ファウスト 第2部』はとても読み易いみたいです。
ちなみに、関連本(?)としては手塚治虫の『ネオ・ファウスト』がお薦め。
読みたい度70%

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コメント

 はじめまして、私もゲーテに興味を持つひとりです。
 「ファウスト」などはなかなか難しいのですが、彼の「格言集」は現代であっても時代を超えて共感できる素敵な言霊かと思います。
 私も「ゲーテ」についてブログで記事にしました~、よかったら遊びにいらして下さいね~、ではまた! 

投稿: ルーシー | 2006/06/03 03:43

返事が大変遅れてしまい、申し訳ありません。
時代や学問のジャンルを超越した考えを持っているゲーテ、
もっと注目されても良いのに!と思います。
ルーシーさんのブログを拝見して、ゲーテの生き方について
改めて考えてみたりしました。
ありがとうございました!

投稿: 黎@管理人 | 2006/06/11 02:54

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