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2006/09/03

『芸術とスキャンダルの間 戦後美術事件史』

講談社 760円(税別) ISBN4-06-149854-1 06.8刊

+内容+
第1部 贋作編
       天才詐欺師・滝川太郎―なぜ、見抜けなかったのか
       ルグロにだまされた国立西洋美術館―国際的手配師の暗躍
       謎の佐伯祐三現わる―なぜ突然、大量に出てきたのか
       永仁の壷という捏造―陶芸界最大のスキャンダル
       佐野乾山騒動―まっぷたつに分かれた真贋の行方
       北大路魯山人の怪―素人は手を出すなの教訓
       三越事件と古代ペルシア秘宝展―業績挽回策が裏目に
       贋作を擁護した奈良博―ガンダーラ仏をめぐる官民対立
       棟方志功には、なぜニセモノが多いのか―公になった四つの事件
第2部 盗難・裁判編
       名画盗難と三億円強奪事件―日仏をまたにかけた国際窃盗グループ
       ロートレックの「マルセル」盗まる―時効の壁にはばまれた解明
       昭和天皇コラージュ版画問題―右翼にひるんだ美術館
       模型千円札裁判―ニセ札か芸術か
       パロディに著作権の壁―白川・アマノ裁判のもたらしたもの

芸術の世界では、常に「聖」と「俗」が絡み合う。素晴らしい作品として認められていたものが、「俗」というスキャンダルに巻き込まれるときがある。「聖」なるものであるがゆえに、贋作、盗作、盗難という「俗」の対象になりやすいのである。たとえば、贋作事件を調べていると、なぜか、贋作者は「これは俺が贋作したものだ」という印をどこかに残す。これは贋作者のいたずらというより矜持であろう。バレることを承知して作っているのである(本文より)。事件になったがゆえに、世に現われた美術作品の記録。
大島一洋(おおしま・いちよう)
大和書房を経て、平凡出版(現・マガジンハウス)に中途入社。『週刊平凡』『平凡パンチ』『ダカーポ』『鳩よ!』などの雑誌および書籍編集にたずさわる。現在はフリー編集者&ライター。

+関連・リンク+
講談社

「スキャンダル」とか、そういうの好きだったりします(苦笑)
三越事件など、子どもの頃の出来事でよく分かってなかったけれど
そういえば、あった、あった、という感じ。
美術だけではなく、文学のジャンルでこういう企画があれば、もっと面白いかも。
読みたい度65%

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