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2008/08/02

『磯崎新の「都庁」 戦後日本最大のコンペ』

平松剛 著
文藝春秋 2,190円(税別) ISBN978-4-16-370290-2 08.6刊

+内容+
第1章 東京大戦
第2章 ぽんこつエリート
第3章 右往左往漂流記
第4章 帝国の逆襲
第5章 磯崎新の帰還
第6章 錯綜体
第7章 冬の王
第8章 遡行
第9章 反撃
第10章 都会のマジックアワー
エピローグ 建築喜劇

85年、新宿新都庁舎コンペ(設計競技)。建築界の天皇・丹下健三に、弟子の磯崎が挑み、敗れた「幻の」都庁をめぐるノンフィクション。新宿の東京都庁と言えば、丹下健三設計の巨大なツインタワーを思いうかべる方も多いはず。けれどもこの本に描かれているのは、1985年の設計競技(コンペ)で、磯崎新が師匠である丹下に挑んで敗れ去った“もうひとつの都庁”―幻の建築の物語です。知的なイメージで知られる磯崎さんですが、実は美食家で親分肌。コンペをよそに仕事で世界中を飛び回り、留守を守るスタッフたちをやきもきさせます。けれどもそうして古今東西の名建築から受けたインスピレーションが、衝撃的な「都庁低層案」に結実したのです。『光の教会―安藤忠雄の現場』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者が、建築界の知の巨人の思索の軌跡をていねいに辿った建築ノンフィクション。頭の中に幻の“都庁”が立ち上がっていくスリリングな読書体験をお楽しみください。

+関連・リンク+
文藝春秋
Arata Isozaki

平松氏の『光の教会』は
安藤さんの建築に対する姿勢というものが見えて
興味深い内容でした。
同じく有名建築にまつわる話ですが、
複数の建築家の名前が一度に登場し、
なんだか内幕を覗いているようでスリリング。
読みたい度75%

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コメント

はじめまして。
私もこの本読み終えました。面白いですね。ほんと、克明に建築家たちのことが描かれてます。
おそらく、磯崎本人には直接取材していないのでは。でも、磯崎の人物像が浮かび上がってます。
安藤忠雄のことを書いた著作も読みたくなりました。
また、お邪魔します。

投稿: 自由なランナー | 2008/09/24 07:37

コメントいただきありがとうございます。
返信できず申し訳ありませんでした…

平松氏の著書、建築素人の自分にも読みやすい内容です。
「克明に」というのが良いですよね。

仕事等、忙しくなると更新が滞りまくりのブログですが、
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: 黎@管理人 | 2009/01/01 23:16

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