2010/02/14

『私の「歌舞伎座」ものがたり』

渡辺保 著
朝日新聞出版 740円(税別) ISBN978-4-02-273322-1 10.2刊

+内容+
魔性の棲家
改良座
劇場の顔
歌舞伎座再開場
「源氏物語」と歌右衛門襲名
吉右衛門の花道
莟会の熱狂
人間国宝の会
二人の名女形
「黄金の丘」〈他〉

朝日新書
2010年、歌舞伎座が建て替えに入る。1941年から通う劇評の第一人者が、六代目菊五郎、吉右衛門から団十郎、歌右衛門そして時代を築いた名優・人気役者たちの名舞台をよみがえらせ、魔物が棲むという独特の舞台空間を堪能させる。

+関連・リンク+
朝日新聞出版
渡辺保の歌舞伎劇評

歌舞伎座の建て替え、5月までいよいよカウントダウンという感じですね…。
建て替え後のデザインでゴタゴタしていたみたいですが、
最近になって建築家の隈さんが手掛けられるということを知って、
ちょっと期待しています。
それはともかく、渡辺さんの劇評、歌舞伎のみならず
色々なジャンルの舞台を観ていらっしゃるようで、
尊敬する演劇批評家の一人です。
氏の書かれた『舞台を観る眼』を読んで、
一度で渡辺さんのファンになりました!
読みたい度95%

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2009/09/12

『二代目 聞き書き 中村吉右衛門』

小玉祥子 著
毎日新聞社 1,800円(税別) ISBN978-4-620-31954-4 09.9刊

+内容+
1 誕生
  初舞台
  名優の死
  長兵衛と長松
  初代との別れ
2 立役と女方
  新劇とスクリーン
  自主公演
  萬之助と辰次郎と
  東宝入り
  進路
  恋と苦衷
  ばあばあの死
3 襲名発表
  三大女優との共演
  心中網天島
  熊谷陣屋
  木の芽会
  東宝離脱
  結婚
4 菊五郎劇団
  声
  歌右衛門
  弱点
  白鸚
  こんぴら歌舞伎
  実母
  長谷川平蔵
  海外公演
  継承
  松貫四
  俊寛
  四姉妹
  秀山祭

〈宿命というものがあるならば、二代目吉右衛門こそ、それを背負って生きてきた人である─〉。いかにして「二代目・中村吉右衛門」は生まれたのか。生い立ちの秘話から思春期の葛藤、吉右衛門襲名後から円熟期に至るまで、「誕生」「初代との別れ」「恋と苦衷」「東宝離脱」「結婚」「四姉妹」「秀山祭」など名役者の生きざまを余すところなく描いた魂の実録。中村吉右衛門自らの手による序文、初舞台から「さよなら歌舞伎座公演」までの詳細な年譜付きで、待望の単行本化!

+関連・リンク+
毎日新聞社

派手に活躍している歌舞伎役者が多い中、
渋いけれど、物凄く光る役者さんの一人ですね。
彼の俊寛は絶品です。
メディア等では弟の幸四郎の方がよく取り上げられますが、
自分としては断然兄の吉右衛門派(?)です!
読みたい度65%

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2008/09/10

『野田版歌舞伎』

野田秀樹 著
新潮社 1,900円(税別) ISBN978-4-10-340515-3 08.8刊

+内容+
野田版・研辰の討たれ
野田版・鼠小僧
野田版・愛陀姫

日本の伝統芸能と、現代演劇界最先端の才能が奇蹟のコラボ! 野田秀樹が書けば、歌舞伎はこうも新しい。古典を大胆にアレンジした「野田版・研辰の討たれ」「野田版・鼠小僧」、最新公演「野田版・愛陀姫」、そして名場面の舞台写真も収録。「野田版・研辰の討たれ」初演から七年、遂に姿を現す、野田版歌舞伎の全貌。

+関連・リンク+
新潮社
野田地図

野田版歌舞伎、3作観ました。
初めて野田秀樹の歌舞伎を観た時は物凄く不思議な感じが…。
観ている途中から、「歌舞伎って何だろう??」と
考え込んでしまっていたりして。
段々その感覚に慣れてきて、『愛陀姫』はフツーに楽しんでました。
が、いまだに「歌舞伎とは何ぞや」という答えが出ていない(汗)
読みたい度75%

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2008/09/08

『遺言 アートシアター新宿文化』

葛井欣士郎 著,平沢剛 聞き手
河出書房新社 2,800円(税別) ISBN978-4-309-27038-8 08.8刊

+内容+
幼少年期・戦争、そして三和興行へ
アートシアターのはじまり
新宿の最も熱い日々
激しい時代の終わりへ
新宿文化をはなれて
資料

アートシアーター新宿文化と蝎座の支配人、ATGの陰の中心として、60年代の映画/演劇をリードし、全文化領域とその後に決定的な影響を与えた伝説の人物が、そのすべてを後代のために詳細に語りおろした唯一の書。

+関連・リンク+
河出書房新社

アートシアター新宿文化といえば、演出家・蜷川幸雄の
数々の伝説の舞台となった場所ですね。
その熱を帯びた時代、なんだか想像もつかない感じですが…。
また、本来の映画の活動としても
日本アート・シアター・ギルド(ATG)が手掛けたものは
現代に持ってきても、かなりのインパクトがあると思います。
(いや、当時だからこそ猥雑なエネルギーに満ちていたのか…)
少しでもそんな空気感に触れることができたら、と羨ましくもあったりして。
読みたい度%

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2008/09/07

『お能の見方』

白洲正子 文,吉越立雄 撮影
新潮社 1,400円(税別) ISBN978-4-10-602176-3 08.8刊

+内容+
井筒
清経

道成寺
安宅
松風
仮面について
面の表情
お能の見方
装束
ものがたり 故郷の花

とんぼの本・改訂版
ひと目でわかる美しさに難しい説明はいらない。白洲正子流“お能のこころ”入門書。舞台を見るとは「目と耳を媒介として、そこにあらわされた架空の世界に手ぶらで入って行く」こと―小林秀雄・正宗白鳥が賛した名著に、能楽写真の第一人者・吉越立雄の臨場感あふれる舞台写真を加えた《とんぼの本》のロングセラーが、より美しくなってよみがえる。能曲を題材にした未発表小説を単行本初収録!

+関連・リンク+
新潮社

能の案内書は結構出ていたりするけれど…
白洲正子が能について書いている、というのが贅沢な感じ。
読みたい度70%

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2008/08/09

『松竹歌舞伎検定公式テキスト』

松竹 編
マガジンハウス 3,000円(税別) ISBN978-4-8387-1849-8 08.8刊

+内容+
第1章 歌舞伎の歴史
第2章 歌舞伎演目

『松竹歌舞伎検定公式テキスト』は、公式の名にふさわしく、考証に考証を重ねた1冊。検定試験の80%はここから出題されます。歌舞伎という文化をここまで俯瞰して、縦横無尽に語るのは、このテキストだけ!オールカラーの見ごたえある一冊です。

+関連・リンク+
マガジンハウス
松竹
歌舞伎検定

さまざまな検定試験が実施される中、いよいよ登場ですね~。
知り合いから、受けてみれば?と言われましたが…
ちょこちょこ観に行くくらいのファンでは
到底太刀打ちできる内容では無いですよー。
でも、歌舞伎を深く理解する格好の材料の一つになりそうですね。
読みたい度70%

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2008/07/13

『寺山修司劇場美術館』

PARCO出版 2,800円(税別) ISBN978-4-89194-778-1 08.5刊

+内容+
第1章 空には本―寺山修司の文学
第2章 あゝ、荒野―昭和零年、新宿、あしたのジョー、そしてニューヨーク
第3章 犬神家の人々―寺山修司幻想写真館
第4章 世界の涯てへ連れてって―演劇実験室・天井桟敷
第5章 さらば映画よ―青少年のための映画入門
第6章 毛皮のマリー―寺山修司と美輪明宏
第7章 仮面画報―寺山修司とアーティストたち
第8章 われに五月を―百年たったら、その意味わかる

文学から演劇、映画、スポーツ評論など幅広い活動で時代を駆け抜けた天才・寺山修司の全貌を俯瞰する、画期的ビジュアル本。

+関連・リンク+
PARCO出版

ヴィジュアルで見せる本では平凡社の『寺山修司』を持っていますが、
こちらの方がページ数が倍で、より多くを知ることができそう。
そういえば、最近寺山作品の舞台を観ていないなぁ~。
読みたい度60%

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2008/07/08

『ジェローム・ロビンスが死んだ ミュージカルと赤狩り』

津野海太郎 著
平凡社 2,800円(税別) ISBN978-4-582-83400-0 08.6刊

+内容+
第1章 ジェローム・ロビンスが死んだ
第2章 非米活動委員会での証言
第3章 ニューヨークのユダヤ青年
第4章 踊る水兵
第5章 ミュージカル映画、街へ
第6章 密告前後
第7章 地獄の底から

『ウエスト・サイド物語』などで20世紀を代表する振付家、ジェローム・ロビンス。その栄光の生涯に潜む影を「ユダヤ」「ゲイ」「共産党」、そして「赤狩り」を軸に鮮やかに描く、津野流評伝の傑作。

+関連・リンク+
平凡社
NEW YORK CITY BALLET

ジェローム・ロビンスといえば、やはり『ウエスト・サイド物語』でしょうか。
う~ん、自分はこのミュージカル、あまり好きでは無かったり。
(完全に個人的な理由が絡んでいるので、作品自体の問題では無い…)
自分の中ではニューヨーク・シティ・バレエ団(NYCB)の
振付家としてのイメージが強い。
とはいいつつ、NYCBでリスペクトしている振付家は、やはりバランシンですが(汗)
過去、同バレエ団来日の時もバランシンのプログラムを観てました。
あ、でも5月にニューヨークに行った時に、リンカーンセンターで
「ロビンス作品やりますよ」みたいに告知が出ていたのには、かなり惹かれました。
もう少し行く時期が遅ければバッチリだったんですが~。
NYCBの舞台、やはり一度は本拠地で観てみたいものです。
読みたい度60%

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2008/07/07

『歌舞伎のいき(第1巻)基礎編』

小学館 3,800円(税別) ISBN978-4-09-480351-8 08.6刊

+内容+
歌舞伎について
   歌舞伎のきまり
   歌舞伎の興行
   歌舞伎の歴史
歌舞伎座について
   歌舞伎座の歴史
   歌舞伎座案内
   歌舞伎座の裏側へ

小学館DVD BOOK・シリーズ歌舞伎、DVD1枚
これから歌舞伎を楽しみたい人も、歌舞伎をさらに極めたい人にも、400年の伝統を誇る歌舞伎のすべてがわかる歌舞伎ガイドの決定版です。“呼吸(いき)”が合った芝居、“粋”が魅力の登場人物、裏方さんたちの精魂こめた心“意気”で創られる舞台である「歌舞伎座」を通じて、歌舞伎の歴史、歌舞伎の演目の分類と代表的な演目(時代物、荒事、世話物、和事、舞踊、新歌舞伎、新時代の歌舞伎)と歌舞伎俳優の役柄(立役、女方など)、歌舞伎の化粧法などを紹介。さらに、舞台を支える人々(衣裳、鬘、床山、大道具、小道具、音楽など)、舞台の仕掛けなども紹介し、開場120年目の歌舞伎座のすべて(ロビーから楽屋・舞台裏まで)とともに、その魅力をDVD映像(約95分)と書籍でおおくりします。歌舞伎のイロハと歌舞伎座のすべてがこれ1冊で分かります。

+関連・リンク+
小学館
歌舞伎座

これまで一番行っている劇場は間違いなく歌舞伎座です。
休憩時間に色々歩き回ってたりしますが、まだまだ知らないところが沢山。
篠山紀信の写真集『ザ歌舞伎座』も、舞台裏などを見ることができて
楽しいものでしたが、映像だとまた面白い発見がありそう。
ちなみに歌舞伎座に行くと必ずやるのは
「“花道の下”をくぐる」コト。
どこの席に座っていようと、これは必ずやります(笑)
読みたい度80%

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2008/04/04

『舞台を観る眼』

渡辺保 著
角川学芸出版 1,900円(税別) ISBN978-4-04-621170-5 08.3刊

+内容+
1 白洲正子の思い出
     白洲正子恐怖症
     白洲正子と能
     白洲正子旅日記
2 舞台の精神と身体
     「もの」への執着
     国家を殺す女
     回想にすがる女
     批評の力
     ベジャールの日本論〈他〉
3 戯曲の深奥
     タテことば―三島由紀夫の戯曲
     小町とルネ―三島由紀夫の変身譚
     もう一つの方法論―久保田万太郎の戯曲
4 批評家の視座
     定紋の椀
     豊竹山城少掾
     清水雅さん
     S/N
     試写室の涙〈他〉
5 折口信夫という存在
     劇評家・折口信夫
     折口信夫の陰謀

研ぎ澄まされた眼がとらえた、芸能の輝きと人の魅力!当代きっての演劇評論家が、親交のあった白洲正子をはじめ、折口信夫や三島由紀夫の文学と芸能から、大野一雄の舞踏、ミス・サイゴン等のミュージカルまで。舞台と芸術・文学・人を綴った滋味あふれるエッセイ集。

+関連・リンク+
角川学芸出版
渡辺保の歌舞伎劇評

幅広いジャンルを押さえたエッセイで、
大野一雄、三島由紀夫、シェイクスピア、ベジャールなど
自分が興味を持っているジャンルと結構重なっていて嬉しかったり。
読みたい度75%

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